女川で起業された方Entrepreneurial Voices

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私たち
女川起業しました!Interview

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行政の方や商工会の方に親身に相談に乗っていただき、助成金などをはじめ、手厚くサポートをして頂いて、
道の駅おながわの中のシーパルピア女川で本格ナポリピッツァを提供するお店「IL GABBIANO (イル・ガッビアーノ)」をオープンできました。

奥津 圭祐さん

1. 起業のアイデアや動機は何でしたか?

私は現在、道の駅おながわの中のシーパルピア女川で本格ナポリピッツァを提供するお店「IL GABBIANO (イル・ガッビアーノ)」を営業しています。

このお店を始めようと思ったきっかけは、40歳までには自分のお店を持ちたいと思っていた中で、これまでも自分が携わってきたイタリアンをやりたいなと思っていましたが、ピザの専門店だと周辺に競合となるお店がないことや、修行に必要な期間を考えて決めました。

2. なぜ女川町を起業の拠点として選びましたか?

生まれ育ちが女川なので、いつかは地元女川に戻りたいという思いがありました。どうせ戻るなら、一度女川を出て飲食の経験を積んだ自分だからこそできることをしたいと思い、女川で自分のお店を持つために、少しずつ準備をしていきました。

また、私は長く仙台で飲食に携わってきましたが、女川町は都市部に比べて家賃等の固定費が低く、人口に対して飲食店も少ないということにチャンスを感じていました。

3. 起業過程で直面した主な課題は何でしたか?それらをどのように乗り越えましたか?

食材の仕入れについては初めどうすればいいのか悩みましたね。女川に戻って自分のお店を持とうと思い始めてから口に出して周りの人たちに伝えるようにしていたのですが、そのおかげもあり仙台で働いていた時にお世話になった方々から業者さんやメーカーさんを紹介してもらうことができて、女川では手に入らない食材も直接仕入れることができています。また、お店の場所を探すのにも苦労しましたが、これも地元の同級生との繋がりで乗り越えることができました。当初は3〜4年ピザの修行を積んでから戻ってきてお店を開く予定でしたが、これもご縁だと思ったので前倒ししてお店をオープンしました。

コロナ禍のオープンでしたが、仙台で働いている頃から、女川でお店を開くために人のつながりも意識的に広げていっていたので、オープン初日から口コミでたくさんのお客様に来ていただくことができました。

4. 女川町の協力体制やサポートが起業活動にどのように影響しましたか?

行政の方や商工会の方には大変お世話になりました。初めから親身に相談に乗ってくださり、助成金などをはじめ、手厚くサポートをしていただきました。振り返ると、早いうちから関係各所に相談をし、つながりをしっかり作っていたことが良かったなと思っています。

5. 地元の他のビジネスやコミュニティとの協力関係について教えてください。


現在は商工会青年部の部長をしていることもあり、行政主催の委員会に関わることで横のつながりが広がっているなと思います。

自分のお店だけでなく、“女川”という地域で、中長期的に考えることを大切にしているので、次の世代に繋いでいくという視点も大切に、他の事業者さんや地域と接するように意識しています。お店を続けていくためにも町全体が盛り上がっていて人が来てくれる場でないといけないので、町全体に人を呼ぶという意識を大切にしています。

6. 将来の展望や新たな挑戦について教えてください。

 以前期間限定で宅配をやっていた際に、当初の想定より離れたエリアから注文をいただき、数件リピーターもいらっしゃったという経験から、キッチンカーでの営業に挑戦してみたいと思っています。もちろん女川の実店舗をメインにしていきたいので、女川に足を運んでいただくきっかけとして、広告宣伝の役割も持たせてやってみたいですね。

7. これから起業や移住を考えている方へ一言


個人経営をするにあたって固定費が抑えられることは価値になりますし、心の面でも生活の豊かさといった意味でも女川町は過ごしやすいと思います。横のつながりに助けられることが多いので、起業を考えている方にはぜひつながりを大切にしていただきたいなと思います。一緒に女川を盛り上げてくれる方、大歓迎です!行政の協力体制も整っていますので、まずは相談してみてください!

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