女川町誌 続編
585/596

☆金華山一の鳥居 女川を知る人に女川の心象風景を描いてもらうとして、「一の鳥居」を欠く絵にお目に掛かることはまず稀であろう。女川の絵であることをもっともよく示すのが、画面片端にポツンと見えるこの鳥居である。それだけでな く、石の鳥居が風景のなかでこれほど美しく置かれた例も珍しい(建立の経緯は『女川町誌』参照)。 この鳥居の額がいつか消えてしまっていた。建立の経緯を詳細に知る伊藤孝次氏の奔走で、有志が浄財を拠出し、復元を果たすとともに、先人が残してくれた遺産への関心を町民に訴えている。 553

元のページ  ../index.html#585

このブックを見る