女川町誌 続編
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の建設・河川改修・林道建設などによって原状がかなり変更されており、詳細はまったく不明である。 遺跡の北西側の一段高くなった山際の畑地から土師器の破片がまとまって出土したという。 現在畑になっているが、一部宅地化されたり埋め立てられており、詳しい調査が望まれる。 〔時期・型式名〕縄文時代前期(大木1)、平安時代(土 師器) 〔人工遺物〕土器、石器|石鏃、石斧、石匙、石棒 〔自然遺物〕貝類|アサリ、オオヘビガイ、カサガイ科、レイシガイ、ヒレガイ、ヒメエゾボラ 〔保管〕照源寺、女川町教育委員会、石巻文化センター 42 田の島遺跡(たのしま) 〔所在地〕女川町御前浜字御前 〔概要〕御前浜の西奥にある御前浜に張り出す丘陵の中腹部の斜面に位置する。標高五~一五㍍で東西一五〇㍍×南北七〇㍍の範囲の畑にある。女川第三小学校御前分校と熊野神社との中間地点にある。以前に、縄文土器が採集されたというが、現在は認められない。 〔時期・型式名〕縄文時代前期(大木1・5)(中期?)、後期(南境)、平安時代 〔人工遺物〕土器|縄文土器、土師器、石器|剝片、土製品|有孔土製品 〔保管〕女川町教育委員会、石巻文化センター 512

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