女川町誌 続編
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表採されたという。現在の町立第四保育所を中心とした地域であるが、旧地形を留めていないため、詳細は不明である。 その後の女川町教育委員会の調査により、東西二五〇㍍×南北一〇〇㍍の広がりをもつ北側斜面でも遺物が採集されており、一部遺物包含層が残っているという。 水産加工場が建ってきており分布調査が必要である。 〔時期・型式名〕縄文時代前期(大木1、2a、2b) 〔人工遺物〕土器―縄文土器、石器―石匙、スクレーパー、土製品―土偶 〔保管〕照源寺、女川町教育委員会 09 門前ガード脇遺跡(もんぜんガードわき) 〔所在地〕女川町浦宿浜字門前 〔概要〕浦宿浜の最奥の沢地形の発達した北東丘陵の標高三~五㍍の平坦な南側斜面に立地している。 門前ガード脇遺跡は女川第一小学校のプール東側の畑から石鏃、JR石巻線の線路の南側の畑沿いから縄文時代中期の土器が多数採集されたという。 本来は小学校の敷地全体を含む丘陵南側斜面に東西二〇〇㍍×南北一〇〇㍍の広い範囲に及んでいた集落跡であったと考えられる。詳細については不明。現在でも正門前付近で遺物が採集できるという。 459

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