女川町誌 続編
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がったのは当然のことであった。国や県の強い要請と指導もあって、昭和三十五年九月、本町も漁協合併のための協議会を発足させた。各単協内部にはそれぞれ多少の問題がなかったわけではないが、漁家の意識も小異を捨て大同につくことの利に目覚めており、協議は順調に進んだ。離島振興法の適用組合である江島・出島の二漁協を除いて六組合が統合し、現在の女川町漁業協同組合が誕生したのは昭和三十六年三月のことであった。 以来、女川・江島・出島の各単協は、漁業権の所有・管理・漁獲物の集荷・出荷はもちろん、冷凍工場の経営等、積極的な事業活動を行うとともに、県信用漁業協同組合の下部組織として信用事業を行っている。特に、江島・出島では、この信用事業は漁協を島民のもっとも便利な金融機関として欠かせない存在にしている。 以下、各単協の概要を略記する(昭和六十三年現在)。 女川町漁業協同組合 組合員数 五六五名 出資金 二六七、八二五千円 歴代組合長 鈴木 庄吉(昭和三六・ 四~五八・ 六) 阿部運太郎(昭和五八・ 六~六一・ 六) 阿部 作治(昭和六一・ 六~) 女川町出島漁業協同組合 組合員数 二一〇名 出資金 八八、四八七千円 歴代組合長 須田 欣衛(昭和二四・一二~三三・ 六) 木村 和吉(昭和三三・ 六~三三・ 八) 赤坂林治郎(昭和三三・ 八~四六・ 四) 阿部 福治(昭和四六・ 四~四七・ 六) 須田 友吉(昭和四七・ 六~) 女川町江島漁業協同組合 組合員数 九六名 出資金 六三、九九五千円 歴代組合長 斎藤 正一(昭和二四・一〇~二五・ 四) 231
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