女川町誌 続編
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☆港湾と漁港(現況) 本町には三〇〇〇㌧級の地方港湾女川港と、港湾区域内に存在する漁港機能的港湾の性格を有する高白・横浦・大石原の地区港湾がある。 女川港は、昭和二十九年四月、地方港湾として指定され、宮ヶ崎・石浜地区の埋め立てによる用地造成と石浜埠頭ふとうなどの築造、さらには昭和三十三年、貨物駅として国鉄女川港駅が設置されるなど、港湾機能が整備され、地方港湾としての役割を果たしてきた。しかし、石巻港が重要港湾として供用開始後、本港の貨物取扱量は激減し、貨物駅も昭和五十五年八月廃止された。地区港湾高白・横浦・大石原の各港は、住民が養殖漁業、沿岸漁船漁業を生業とし、港湾ではあるが第一種漁港的役割を果たしている。 港湾区域に接続する第三種女川漁港は、漁船の大型化などにより水揚げ施設、繫船施設が不足するため、第六次漁港整備事業の実施にあたり、港湾区域の宮ヶ崎物揚場前面海域(延長二一五㍍)を漁港区域に編入した。 表1 港湾施設の現況(昭和六十年三月三十一日現在) (単位:m) 204
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