女川町誌 続編
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余剰汚泥処理施設については、水産加工形態が建設当初とは変わってきていること、及び処理手数料が他の施設と比べて高額だったため、搬入処理料が伸び悩んでいたので、昭和六十年(一九八五)四月から手数料の改正を実施した。 ⑹ 防疫 本町では町の負担で、薬品を全世帯に配布し、衛生組合が中心になって鼠ねずみや害虫駆除、下水溝清掃など、予防活動を実施している。また伝染病発生時、集中豪雨などによる浸水等の場合は、その都度編成される防疫班が早急に消毒を行う。 ⑺ スパイクタイヤ対策 スパイクタイヤの使用による道路粉塵ふんじんが社会問題になっているので、宮城県スパイクタイヤ対策推進要項に基づき、ドライバーに対する使用自粛をPRするとともに、スパイクタイヤ装着率及び降下煤塵ばいじん量の測定を実施している。 ⑻ 水質汚濁 女川湾、万石浦の水質については、水質汚濁の指標の一つである化学的酸素要求量(COD)を経年変化でみると、表24のとおりで、浦宿前・小乗浜でやや高数値がみられたが、この五年間で基準値以下に改善され、ほぼ環境基準を満たしている。 女川湾の水質汚濁の原因としては水産加工場の排水、家庭排水の流入、漁船からの汚水などが考えられる。これらの物質が長年月にわたって湾底に堆積し、将来的には湾内の水質悪化が心配されている。 186

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