女川町誌 続編
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しかしながら、これら地域では水道施設が完備されたものの、渇水によって毎年のように水不足に悩まされ、とくに江島は井戸水が枯渇するなど、しばしば本土から生活用水を船舶輸送し、毎日をしのぐ状態で、住民は日常生活にも困窮する有り様であった。このため、出島から海底送水管敷設接続による水源増補改良を計画、昭和四十六年度から二か年度継続事業として実施した。工事は水深五〇㍍の厳しい外洋での施工であったが、延長八五九三㍍の海底送水管を無事に敷設完了した。 180 記号 ○:配水場,配水池 ◎:総合配水池 □:送水場,送水槽 ■:受水槽 :送水管の海底敷設部分 (注)針浜、猪落及び五部浦方面は現地水源の簡易水道により給水される。

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