女川町誌 続編
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第二節 地域医療 本町の医療施設、病床数、医療従事者の状況は表5・6・7のとおりで、江島・出島の町立診療所を除けば女川浜・鷲神浜の市街地に集中しており、この一〇年間はほぼ横ばいの状態ではあるが、一般診療所は後継者の問題があり、減少が心配される。診療科目は内科を主とし、眼科、耳鼻科、産婦人科がなく、隣接の石巻市に依存している。こうした状況から、昭和五十年代末から、町民の間に町立の総合病院設立の要望が強くなり、町は六十三年(一九八八)に新たに医療対策室を設け、その実現に向けて慎重に検討を行っている。 表5 医療施設の推移 表6 病床数の推移 休日医療については、医師会の協力により町内開業医が当番を決めて実施している。急患は町内に救急指定病院がないので石巻市の救急医療施設に搬送される。 半島地区への対策としては検診車による総合検診、保健婦による家庭訪問や健康相談を実施している。また、離島 169
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