女川町誌 続編
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民の貴重な歴史書として、町民が将来への道を探求するに当たっての参考書としてその存在意識を遺憾なく発揮してきた。 爾来三十年有余、世界も我が国も政治経済、社会情勢に大きな変貌をとげ、そのなかで我が町も目覚ましい発展と繁栄を続け、人々の生活にも著しい変化の中で新たな歴史の誕生と素晴らしい歩みの蓄積がなされてきた。 昭和六十一年十一月、本町町制施行六十周年という町政の節目に際し『女川町誌続編』編さんの強い要望とその必要性に鑑かんがみ、記念事業として本誌の刊行を決定した。編集の基本方針策定決定以来、関係者各位のご尽力と町民の理解と協力のもと四ヵ年の時を経て、ここに『女川町誌続編』が刊行の運びに至ったことは誠にご同慶に堪えない。 顧みれば昭和六十二年四月、前教育長中村英雄先生により編集計画が企画され、平成三年五月刊行を目標に、資料収集、構成、執筆等の編集作業が進められてきたところであるが、編さん委員長佐藤春雄先生をはじめ木村公副委員長、山下信雄、浅井元義、茂木好光各委員の諸氏には大変なご苦労のなか、将まさに歴史創造の気概と信念をもって誠心誠意その全精力を傾注されたご努力とご心労に深甚なる感謝と敬意を表して止まないものである。また、編さん助手として懸命にその職務に専念された鈴木理香、阿部恵、鈴木順子の各位にも心からその労をねぎらいたい。

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