女川町誌
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⑶予防接種法第五条による定期種痘種痘接種を実施することによつてほとんど痘瘡患者が見られなくなつたが、この年の二月宮崎県及び鳥取県に疑似痘瘡患患者が発生した。しかし何れも特異体質のため種痘を受けない子供だけが感染して居るから、対象者は必ず接種するよう特段の注意を促した。本町に於ても母親の衛生思想の欠除により、定期に受くべき予防接種についても無関心な状態で、為に色々な病気に罹つた者が少くない。昭和二十九年度定期種痘状況⑷春季大掃除伝染病予防法施行細則第十条及び清掃法第十六条により、必ず実施しなければならない事になつて居るが、前年度の大掃除の実施状況はあまり成績がよくないので、この年度は大掃除と併行して衛生害虫の発生源への薬剤撒布を実施するので部落一斉に実施すること。『清掃法抜萃』第十六条建物の占有者は建物内を全般に亘つて清潔にするため、毎年一回以上市町村長が定める計画に従つて大掃除を実施しなければならない。778

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