女川町誌
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江島海浜の生物群江島に於ける生物の調査方を、本編纂委員会より女川第三中学校に依頼した処、次の様な報告があるので、ここに当地方の生物分布の資料として、特に掲載し参考に供することとする。本報告は江島(属島を含む)に於ける生物群の種類の調査をまとめたものである。調査地域としては、二股島・笠貝島・足島等の附属島を包含したが、調査が短時日であつたために、調査もれもあつたかとも考えられる。本報告では対称として、植物(海藻と呼ばれるもの)及び動物のみとし、一般にプランクトンと呼ばれるものは、総て之を除く事にした。調査地域は年間を通じ、親潮(寒流)の影響が大きく、夏の一時期に黒潮(暖流)の勢力範囲に入り、しかも津軽暖流の影響も考慮される。生物学的にみてその分布は、極めて興味深いものがあると考えられる場所もある。調査は昭和三十二年四月以降、随意に採集し、これを分類したものをまとめるに止める事にし、学名は之を附さず和名のみとし、分類も網(一部は目)までとした。その基準は岩波書店発行の『生物学ハンドブック』の分類表を基準とした。次に植物から採集物を列記する。a植物○紅藻いしかにのて・さんごも・あかば・みちがえそう・うぶげぐさ・いそむらさき・ことじつのまた・つのまた(さくらのまた)・こまた・しきんのり・あかばぎんなんそう・まくさ・ふさのり・うみぞうめん・ふくろふのり(またふのり)・いとふのり・このり・21

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