女川町誌
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態勢の強化拡充の急速なる要望の声高く、殊に科学的消防施設の増強については、町長木村主税氏及び町議会議員諸氏をはじめ、現消防団長阿部銀治氏(元消防後援会長)及び本町消防後援会長鈴木庄吉氏等が極めて熱心に尽力された結果、その施設は著しく向上発展し、驚異的な一大飛躍を見、最新式の消防機械器具一切の設備が成り、之に伴い従来の三六五名の団員を二八五名に減ずるなど、装備に重点を置いた。かくて昭和二十八年三月三日、国家消防本部より竿頭綬を授与せられるの栄に浴し、また昭和二十九年三月同本部長より表彰旗を授与せられ、更に昭和三十年二月には日本消防協会長より表彰旗を授与せられるなど重ね重ねの光栄に浴したのである。斯くの如く本町消防団をして今日あらしめたのは、実に火災予防精神の普及に努め以て無火災女川町の実現を図り、郷土の安泰と繁栄に日夜尽力せられた現町長並に歴代団長を中心とする幹部及び団員各位の挺身的な努力と、消防後援会々員諸氏の強力なる支援とによるものであることを特記して敬意を表すものである。二、女川町消防団の機構(昭和三〇年)女川町の消防団機構758

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