女川町誌
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の年従来の消防組と防護団とを合併して警防団と改称し、時局の要請に対応することになつた。更に同十七年十一月には県庁の機構の全面的改正により、警察部に部長書記室・警務・特別高等警察・刑事・経済保安・警防・労政・職業・保険の八課を設けて時局に対処することになつた。この時代は警察部の権限が最も拡大された時である。更に十九年二月には警察部に輸送課・国民動員課なども増設されたのである。終戦後の昭和二十年十月には、警察部より特別高等警察課を廃止し、更にこの月国民動員課を勤労課と改正し、かくてこの十二月には警察部は部長書記室・警務・警備・保安・防犯・輸送の一室五課に縮小された。翌二十一年二月には警備課が廃止され、公安課を設置した。この年の十二月には部長書記室・監察官室・警務・防犯・公安・輸送・行政警察・経済防犯の二室六課が設けられ、特に行政警察と経済防犯に新な注意が払われることになつた。同二十二年十二月三日に至り、警察制度の改革に伴い、宮城県庁警察部に警察制度改革企画室を設置して、室長・警務課長・警視以下各係員を発令した。ついで廿二日警察部の総務部に秘書調査・会計の二課、警務部に人事装備・教養の二課、警備部に交通・通信の二課、刑事部に防犯統計・刑事第一・刑事第二・鑑識の四課を設けた。同日従来の警察署を地区警察署と市町村警察の二本建とし、宮城県告示第五百十号、第五百十一号を以て夫々仙台地区警察署以下十九か署の地区署と、仙台市北署以下四十一か署の市町村自治体警察署とを新設したのである。翌二十三年三月六日には宮城県公安委員が決定して、公安委員会が成立し、同七日新警察制度の発足により、宮城県警察部長奥田信雄氏を仙台警察管区本部長に、警視庁消防部長沼田喜三男氏が宮城県警察長に任命された。ついでこの年七月警察制度の改革に伴う地区警察署の整理統合に基いて、国警宮城県本部の告示第三号及び第四号により仙台以下十二地区警察署を設置することになつた。751
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