女川町誌
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じている。上に東北大学教授半沢正四郎博士著『日本地方地質誌(東北地方)』 に掲載されている南部北上山地地質構造略図から、その一部(牡鹿半島)を拡大して転載する。二、女川地方の生物三陸沿岸から牡鹿半島及び松島に至る海岸帯は、港湾や岬崎と出入屈曲が極めて多く、また後背には北上山脈を背負い、その低山丘陵が水際まで迫り、断崖になつている所が少くない。従つて広くして平坦な砂浜や田園は極めて稀れである。加うるに暖流黒潮や寒流親潮が近く海岸を洗つているので、気候や風土にも変化に富んでいる。故に本県の海岸地帯には内陸に見られない植物相を呈している。東北大学理学部木村有香教授の『宮城県北部の海岸地帯の植物』に関する調査によれば、大体次17 牡 鹿 半 島 地 質 図
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