女川町誌
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第二節石巻高校女川分校一、定時制高校の設置昭和二十三年四月一日、新学制により、旧制中学校は新制高等学校に移行切替が行われ、県内各地に男女高等学校が設定され、一段と地方に於ける教育が向上した。これに伴い勤労青少年のための教育の途も開かれ、昼間または夜間の定時制高等学校が、各地の高等学校の分校などとして設置されることになつた。女川町に於ても、二十四年八月木村町長の名を以て、宮城県教育委員会に対し、次の様な要望書が提出されたのである。定時制高等学校設置請願書当女川町に定時制高等学校を本年九月十五日より設置せられたく、左記事由を具し此段請願いたします。記一、本年九月十五日までに専用教室完成すること二、需用費一切並に夜間教授者の為めに宿泊に関する一切の責は本町が任ずること三、本町は人口約一万七千あるも高等学校なきこと四、定時制高等学校の設置は全町民の要望で、本年度は男子五〇名以上女子四〇名以上の見込なるも、明年度は著しく増加の見込なること昭和二十四年八月十三日牡鹿郡女川町長木村主税宮城県教育委員会委員長野口秀敏殿この要望が入れられ、同年九月二十四日、宮城県石巻高等学校女川分校として、女川町に設置することとなり、女川第一中学校内に併置し、この日開校式を挙行する運びに至つた。701

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