女川町誌
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次郎・水産学校長榊原与作・本郡視学宇和野源三郎の諸氏、其他郡内小学校長十余名、外に郡並に村内の町村会議員、区長・学務委員有志等数百名に及んだ。落成式費用は金二百余円を要した。更に明治四十五年六月より増築に着手した新校舎は、同年六月に竣工し同時に五、六年生を収容した。越えて昭和八年九月二十二日、牡鹿郡校長会を当校に開催し、斎藤学務課長・須藤県視学並に石巻及び郡内の各小学校長が来校した。一校時一、二、四学級の随意参観、二校時渡辺典清訓導の理科共同参観、午後三時より批評会を開いた。会議当時の校長は鈴木喬氏であつた。同九年六月二十七日、東大教授鏑木多岐雄博士・東北帝大教授朴沢三二博士等が、うみねこ研究の為め来校された。昭和十二年五月二十五日、教員住宅の新築の作業を開始し、教員児童男女青年団等にて土取り土運び地均等を行つた。新築工費は、総額壱千六百三十六円であつた。内訳金八百拾八円県補助金五百三十二円町費金弐百八拾六円江島区寄附請負主女川町黄川田喜徳契約日昭和十二年十一月七日事業始日昭和十二年十一月八日上棟式昭和十二年十一月十五日落成式昭和十三年三月三十日建築委員区長木村丑之助・浜野源太郎・漁業組合長木村太吉・漁業組合理事植木善治・女川町会議員稲葉養蔵・江島小学校長高橋俊夫昇降石段費金参拾五円江島漁業組合寄附同二十二年四月一日、宮城県牡鹿郡女川町立江島小学校と改称した。九月三十日、桃生・牡鹿地方事務所教育課長兼県視学池田勝郎氏、同主事石森源一郎氏、女川中学校長高橋武二郎678

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