女川町誌
732/1094

の改正に伴い、女川尋常小学校の分教場となつた。なお同三十八年三月出島分教場と共に、一時独立して尋常小学校となつた。その後明治四十二年四月再び独立して尾浦尋常小学校と称し、同時に御前浜に分教場を置き校舎をも改築した。昭和三年三月卅一日本校に高等科を併置し、尾浦尋常高等小学校と改称した。同四年四月校舎の増築並に校庭を拡張し同時に分教場をも新築して現在の地に移転した。同十二年十二月本校に青年学校通年制女子部を併置し、同十三年四月校舎の裏山に農業実習地を設けた。この年五月児童保護者会を設立し、翌十四年八月には児童保護者会の後援により教室の改造、医療室と体操機具等の設備を整えた。同十六年四月一日国民学校令により、尾浦国民学校と改称し、同十八年には初等科の学級増加をも行い、同二十年四月には計九学級となつた。同二十二年四月一日学制改革に伴い、女川町立尾浦小学校と再び改称し、同二十八年六月一日現校名女川第三小学校となつたのである。教育目標(女川第三小)一、一般的教育目標地域社会を児童の実態に即して、社会の好ましい構成発展に貢献できる個人の育成に努める二、個人生活について自主・自律、心身ともに明朗な「個人の完成」への過程を歩ませることによつて、好ましき社会員たるの自覚と責任とを持つようになる、この基本的方針の達成のために⑴個性の啓培⑵学校教育内容の社会化⑶全体の中の個としての公共福祉観⑷自発学習⑸合理的な生活・能率的技能⑹自治と協同精神⑺真理の探究と文化の愛好⑻豊か662

元のページ  ../index.html#732

このブックを見る