女川町誌
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昭和三〇年度末現在起債額第四節戦後の地方財政と本町財政一、地方財政の概観地方財政は従来還付税としての地租・家屋税・営業税等の国税附加の三収益税並に財政調整と、財源賦与の機能を果した配付税との二つを主体とする比較的安定した税財政制度に支えられて運営して来たのであるが、戦後は㈠戦災による地方税源の喪失㈡戦災復旧のための莫大なる財政負担㈢戦時中放置された諸事業の穴埋め㈣中央集権行政より地方分権行政に変つた制度による累積された負担、更に㈤天文学的に進行するインフレ㈥累年の台風その他の災害におびやかされて地方財政の前途は誠に暗澹たるものとなつたのである。二、戦後のインフレ状勢物価指数は昭和九年―十一年に比して、昭和二十一年は十六倍となり、二十二年は四十八倍、二十三年は百二十八618
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