女川町誌
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かくして明治二十三年七月十七日、女川村長木村慶五郎より牡鹿郡長島崎直信に提出したる廿二年度歳出精算表及歳入報告書に至り、始めて款項等も略形をなし、既に七十年に近い年月を経た今日の歳入出予算形式と相通ずる所の多い形式となつてあつたことは珍しいことである。又需要費の中に新聞代という目も目立つて見える。しかし大正二年以前明治時代を通じて前年度予算と本年予算の欄はあつて比較増減欄がなく明治二十三年の型で通して来たことも珍らしいことである。明治二十二年度女川村歳出精算表(単位厘)588

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