女川町誌
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貸付者総数一四一戸一戸当貸付数量二石八斗二升郷倉建設東北地方が凶作の為め特に備荒施設の緊切なるものあるに鑑み、御救恤の思召を以て御内帑金御下賜の恩命に浴す御下賜金弐百拾壱円。右御下賜金と国庫補助とを得て女川恩賜郷倉を建設した。その後五か年間に於て政府交付米貸付に対し返還せしめて之を郷倉に貯蔵し其の意義を一段深くあらしめることとした。農村共同施設作業場建設東北地方の凶作に際し、三井三菱両家の義損金による農村に於ける部落的作業場を建設して共同作業及授産場とした。その建設場所と配分額は次の通りである。大沢・針浜・女川浜配当金額一、八七八円一か所配分額六二六円凶作対策農耕地事業凶作対策事業として、特に農道の改修切なるものがあつたので、県補助金三分の二を得て、左の配当により之が事業を遂行した。事業費割当額六、一六八円第一次割当数三、一六八円第二次割当額三、〇〇〇円も各場に割当てた。林務課駐在員設置町有林野施業と地方林野開発の重要性に鑑み、県林務課員を駐在せしめた結果、良好な実績をあげた。農会は家庭用醬油醸造講習会を開いて之が指導を施した。受講者二〇名。副業計画養兎組合を三か所に初め種兎四〇頭を配布、総飼養頭数一、七六八頭共同販売頭数五七〇頭右金額四一六円昭和十年四月女川町農会は役場内に事務所を置き、会員七〇〇名、会長は本町長にして助役を副会長とし、評議員六名総代員十八名である。養蚕実行組合は大沢・浦宿・針浜・女川四部落。石浜・尾浦・御前・指浜の七組合員一四八名である。森428
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