女川町誌
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しては、自給自足も出来ない実情に置かれて来た。之を昭和三十一年の統計により女川町の農業実態を見ると次の様である。女川町全戸数三、〇八二戸の中農家が七六五戸あるが、農業を専業とするものが僅かに四戸に過ぎない。自作農家は五九六戸もあるが何れも零細農家である。また耕作種別を広狭によつて見ると、三反未満の耕作者が圧倒的に多く五九八戸で、一町―一町五反未満は僅か九戸に過ぎない。詰り農業を専業とする者が少く、且つ多くの農家は零細農業を営んでいる訳である。なお耕地を田畑別によつて見ると左の通りで、田よりも畑の方が多くなつている。420
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