女川町誌
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現在女川町に於ける大型船経営者は、初め地方(部落)にありて遠洋漁業者として出発し、漸次資本を蓄積し事業経営の必要にせまられ、一、二の者以外は漁港女川に集中している。乗組員はやはりそれに従つて地方出である年令的、青年層を中心としてる。然しそれだからといつて地方の封鎖性を破るほど進歩的ではなかつた。女川港を根拠とする鰹鮪船をめぐる船員の雇傭関係はその地方の経済的関係を助けた。船主等は地方を代表する階層別の漁村としては上層部に位するものである。従つて女川町に関係する経済的にも政治的にも重要関係者である。現に大多数の人は政治的関係者である。漁船数(昭和二七年一二月末現在)漁業種類別作業体数及び漁獲高表(昭和二七年一二月末日漁業調査)378
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