女川町誌
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かくて昭和二十七年七月二十二日、女川町長・宮城県漁連女川支所運営委員長(木村寅太郎)・宮城県漁連会長(理事丹野実)三者の間に株式会社女川魚市場施設賃貸借契約書並に覚書、県漁連会長よりの承諾条件通知等が取交わされた結果再び魚市場は県漁連一本となつた。町長と運営委員長の覚書の要点は一、株式会社女川魚市場は解散により魚市場業務を放棄した上は、県漁連女川支所運営委員会はその精算に援助するため、女川町を通じて金壱百五拾万円を支払うものとす。二、株式会社女川魚市場の解散により、不要になつた所有品(別紙目録)を県漁連女川支所に無償譲渡することに協力するものとす県漁連会長よりの要点は一、女川魚市場の解散を前提として、同市場の施設使用料の名義を以て本会魚市場の水揚の二厘を、昭和二十七年度から昭和二十九年度まで三年間に亘つて女川町に支払う。三十年以降に関しては其の際改めて協議する。二、右の金額の一時的前納として、現在町営魚市場が銀行より借りたる金弐百五拾万円及びその利子を、本会に於て肩替りして本会から銀行に支払う町長の要点は昭和二十七年六月二十八日解散決議したる女川魚市場に対して、その精算を助成するため別紙契約書(魚市場施設賃貸借契約書)に基き、本町の取得すべき使用料二百五十万円を補助交付する。昭和三十年九月二十日左の通り議決した。昭和二十七年七月二十二日附女川町魚市場施設の賃貸借契約期間満了に付、本町と宮城県漁業協同組合連合会との348

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