女川町誌
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六回宮城県水産大会全会一致の決議に基き女川鉄道速成請願書」を提出した。 昭和七年三月十六日、床次鉄道大臣に対し松川町長及び全議員、菊池渡波町長名を以て女川鉄道着手の儀陳情書を提出した。同年八月陳情委員松川女川町長議員代表須田金太郎・商工会長磯村利水・渡波町長同議員代表・商工会長稲井村長・同石材組合長・石巻町長等の連署を以て、女川鉄道の速成を必要とする理由書を提出した。同年八月宮城県水産会長三辺長治知事より塩釜に於ける水産業者大会の決議を以て、女川鉄道を速成せられたき旨請願した。 昭和八年には松川女川町長・菊池渡波町長名を以て時の鉄道大臣三士忠造氏に「石巻女川間鉄道建設年度繰上ケノ儀ニ付陳情」を提出した。 昭和九年内田信也氏が鉄相となるや、この年の運動は息つくひまもない程行われたのである。即ち九年八月一日女川鉄道建設速進歎願書を鉄相出身地茨城県の女川港を基地とする漁業家連署を以つて提出せしめ、八月六日宮城県水産会副会長松山平兵衛・同副会長須田金太郎両氏連署を以て、同十日気仙沼に於ける宮城県水産業者大会の際満場一致の決議により同鉄道速成請願書を出した。同年八月十日須田女川・菊池渡波・梶谷稲井三町村長名を以て「女川鉄道を計画通り必ず昭和十年度より十二年に至る三か年を以て完成せられたき旨請願し、同年八月二十二日須田女川・菊池渡波両町長・磯村女川・玉井渡波両商工会長上京して、内田鉄相に面会し ㈠ 大臣は今般時間の都合により、女川予定線を御視察せられざる由につき参上致しました。 ㈡ 新聞紙の伝うる所によれば、女川線外五線の建設予定中二乃至三線の繰延べありと、誠に憂慮にたえず女川線は絶対繰延べなきよう嘆願致します。 同年八月二十八日内田鉄道大臣に対し女川町長・助役収入役・町議一同商工会長連署、渡波町・稲井村も同様署名 287

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