女川町誌
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女川漁港修築事務所長第九節終戦後の港湾状勢昭和二十一年春頃から対米関係の港として運動を起せという声もあつたけれども、厳しい占領政策下である故、躊躇して居たら十月に至り塩釜の大計画など伝えられるようになつたので意を決し、石巻土木出張所長兼女川港湾修築事務所長である辻博氏の来町を求め、請願書の作製に着手した。然るに十一月一日運輸省港湾局長一行が、青森よりの帰途石巻・渡波・女川を視察するという通知があつた。そこで請願書の完成を急ぎ、女川町長。渡波町長・石巻市長連署を以つて宿舎鳥揚旅館に至り、別記のような大計画の請願書を差出し縷々説明した。225
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