女川町誌
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昭和十二年九月田淵寿郎港湾協会女川港修築計画調査委員橋英三郎坂本丹治浦田格介第八節女川港修築工事の継続一、女川港修築期成同盟会の結成前述の様に昭和十二年に中央の港湾協会を招致し、内務省始め、農林省や県土木部の協力のもとに、将来の商港漁港を如何に修築すべきかを、専門的見地から地方の意見をも加えて根本計画を樹立した。然るにこの年支那事変が勃発したので、翌十三年度まで工事施工運動を遠慮していたが、事変の拡大は却つて港湾開発の情勢を促した。翌十四年四月十八日には、本県土木部長より左記港湾調査に関する照会があり、本町に於ては俄に同月同日女川港修築期成同盟会を作り、評議員を委嘱して取り急ぎ二十六日初会議も開いた。この事実は直接にはこの年十月女川線の開通という現実が之を促進したことは言うまでもない。昭和十四年四月十八日宮城県土木部長女川町長殿港湾調査に関する件照会港湾改良計画の参考と致度に付、貴管下に就て左記事項夫々御調査の上本月末日迄必す到達する様御回報相煩度及依頼候216

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