女川町誌
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〇〇〇噸(岸壁年荷役量一米五〇〇噸物揚場同一米弐〇〇噸とす)其他在来の物揚場及桟橋に依り三〇、〇〇〇噸合計参〇〇、〇〇〇噸を優に処理し得べし。而して将来の発展に対しては附図に於ける点線の示す如く、埋立てを行ひ六千噸級船舶用岸壁其他を築き鉄道を通し道路を敷設して以て其所要に応せんとす。本修築工事を概説すれば左の如し(附図参照)岸壁石浜埋立地南岸の一部長二六〇米を水深干潮面下五米の岸壁に築造し五百噸級以上の同時接岸荷役に供す。埋立石浜埋立地は面積八九、〇〇〇平米魚市場前面埋立地は面積二五、一八〇米、宮ヶ崎埋立地は面積五三〇平米合計一一四、七一〇平米にして、之に要する土量は約六六〇、〇〇〇立米なり、総て附近の山地を切崩したる土石を用ひ埋立つるものとす、而して此埋立面積中道路敷地鉄道敷地上屋敷地及港湾用地約七五、九〇〇平米を差引きたる残三八、八一〇平米は工場敷地及倉庫敷地の利用に充つるものとす。物揚場石浜埋立地の南岸西部長一〇〇米魚市場附近埋立地の東岸南岸延長三九〇米合計四九〇米は水深干潮面下三・五米の物揚場、魚市場東岸長五〇米宮ヶ崎埋立地西岸長六〇米石浜埋立地西部長一〇〇米計二一〇米は水深干潮面下二米の物揚場とし、鮮魚及貨物の荷役並に定期客船の接岸荷役に充つ。護岸石浜埋立地の南岸東部長一五〇米魚市場附近埋立地の東岸六〇米及宮ヶ崎埋立地西岸七〇米は仮護岸又は護岸とし埋立地を保護す。鉄道及道路鉄道は駅より分岐し岸壁物揚場及魚市場の後部に敷設し延長一、五四〇米ありて貨物輸送に便し、道路は幅員二〇米のもの延長三二〇米幅員一五米のもの延長一、六六〇米幅員一二米のもの延長八八〇米にして埋立地を縦横に奔り岸壁物揚場魚市場及市街地に通し且停車場に連絡す、外に橋梁三ヶ所暗渠二ヶ所あり。上屋及魚市場214

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