女川町誌
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宮城県牡鹿桃生両郡請願人千葉健弥伊沢作治島田国太郎外一千二百八十五名○女川湾開築費一金八拾壱万四千円開築工事費内訳金五万弐千円石堤囲築造費金参万弐千円市街地開拓費金壱万円仮燈台建設費金四拾参万円鷲神地峡開鑿費金参万円万石浦澪線浚渫費金弐拾六万円石巻女川間鉄道及電線架設諸費○本網築港費一金百七拾万六千九百五拾円築港工事費内訳金八拾万円水堤費長四百間平均壱間に付金弐千円金六拾万円突堤費長壱千間平均壱間に付金六百円金拾五万六千九百五拾円運河費渡ノ波北上川間長三千三拾間平均壱間金六拾五円金拾五万円浚渫、埋立、桟橋、燈台其外の諸費⑶宮城県会の軍商港修築建議宮城県会建議書写(明治二八年一一月二六日)宮城県会議長藤沢幾之輔府県制第十七条に依り、謹て内務大臣閣下に建議す、幾之輔等会して以為く我宮城県は東北の中枢にして海陸の要衝に当り、三陸両羽を控掣し併せて東北海陬を防衛すべき天然の形勝を占め、古来府城を置き州郡を統御せられたる所にして、今現に第二師団所在地となり、帝国東北の雄鎮たり、然るにも拘はらす交通の不便貿易の不振は時勢進歩の気運に副はさるものあり、是を以て我宮城県会は本年通常会を開くに当り、陸前国海岸に於て良港を築き一は国防を厳にし傍174

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