女川町誌
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間頃まで、女川組の大肝入を勤めた丹野家が代々定住したので、名実共にこの地方の政治・経済・文化の中心地であつた。ここに古社白山神社が祀られている。この女川浜と高辺崎を境として隣接している鷲神の地は、女川港の西奥に位し、西は浦宿・渡波・石巻方面、南は小乗・高白方面に通ずる交通の要路に当つている。近年は女川築港に伴つて海岸地帯が埋立てられ、市街地は次第に港に進出したので、この地区の戸口は著しく増加し、女川町に於ける産業・経済の中心街を形成し、主なる銀行・会社・工場等がここに集中して殷賑を極めている。小乗は鷲神に近接しているので、港湾の整備に伴い各種の工場等がこの地に誘致され、次第に海岸伝いに発達している。東南部には東北大学附属水産実験所や同附属地震津浪地磁気観測所なども設置されている。なお宮ヶ崎・石浜の二聚落地帯は、女川浜に続き女川港の北岸に位置する所である。近年女67 高辺崎海岸(今の郵便局附近) 高辺崎の郵便局附近(新市街地)
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