女川町誌
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牡鹿郡遠島女川組御村名次第 第一、女川浜第二、浦宿浜第三、針浜第四、鷲神浜第五、小乗浜第六、高白浜第七、横浦第八、大石原浜第九、野之浜第十、飯子浜第十一、塚浜第十二、江島第十三、出島第十四、指ヶ浜第十五、御前浜第十六、尾浦第十七、竹浦第十八、桐ヶ崎第十九、石浜第二十、宮ヶ崎以上廿ヶ村是等の浜はその後聚落として発達したが、中には前述の様に一向戸口の増加しない所もあつたが、近時それぞれ著しく進展し、女川港を中心に繁栄の一路をたどつている。次に各聚落の状況を略述して見ることにする。一、浦宿女川町と普通呼んでいる所、即ち女川港街から石巻街道を西し、坂路を越えて万石浦に臨む東北岸に浦宿の聚落がある。かつては親船がここから出帆して渡波・小竹・荻浜及び遠島田代・綱地などに通つたものである。大正七年頃に至り小発動機船が出航して渡波に渡つていたが、石巻・渡波・女川間の軽便鉄道が開通したので、同十二年頃より万石浦の水運は陸上交通に代つた。更に昭和三十一年二月以来国鉄女川線に新しく浦宿駅が営業を開始し、また最近乗合自動車の停留所が同部落内に二か所も設けられたので、一段陸上交通が便利となつた。この地には女川第一小学校や古刹板橋山照源寺64 女川町の聚落・島嶼図
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